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トライデント会計事務所に関する情報発信
資金繰りの考え方~その4~
admin (2017年11月02日 01:33)
前回の復習
さて、前回から引き続きですが、資金繰りの考え方、ですね。
「ではどうするか?返済を減らす?利益を上げる?」
という観点で特に「返済を減らす?」という観点で書かせていただきました。
復習ですが、返済を減らすというために金融機関と交渉するのはなかなか難しい。
いつでも交渉できるように、以下は意識しておきたい。
・利益は常にだしておく
・取引銀行はできるだけ1行ではなく、2行以上と付き合っておく
・金融機関に説明のしやすい決算書をつくっておく
ということでしたね。
そしてそれを踏まえて今回は 「利益をあげるためのアクション」
これについて考えてみたいと思います。
利益を上げるためのアクション
「利益を上げるためのアクション」ですが、大きく2つ考えられます。
- 売上や粗利を増やす
- 固定費を削る
創業からまだ間もない方であれば、着眼点が前者に行くことが多いですが、
ある程度事業を続けられている方は着眼点が後者に行くことが多いです。
そこでまず後者の「固定費を削る」という観点にいきましょう。
固定費を削る
この部分は削れれば非常に大きいです。
たとえば固定費を10万円削れれば、あたりまえですが、利益が10万円増えます。
逆説ですが利益を10万円を増やすために、頑張って売上を増やすという目標設定をしたとしたら、
具体的にはいくら売上を増やせばよいでしょうか?
10万円ですか?
業種にもよりますが、ほとんどの場合違いますよね。
売上10万円UPしても、それに対応する原価ってものがあります。
たとえば飲食店であれば原価率が30%程度(≒利益率70%)の事業が多いと思いますが、
そうだとすると売上10万円UPしても利益は7万円です。
利益を10万円にしようとすると、
10万円÷70%≒14万3千円 の売上が必要です。
利益率がもっと少ない商売もありますから、そうなるともっと多くの売上獲得が必要です。
固定費の削減
このように固定費の削減は多額の削減ができたとすればその効果は絶大です。
ただ、そうそうみなさんやれるところはやっている方が多いので、
参考までにお役に立ちそうなことをあげておきます。
- 電気代水道代の節約
- 店舗などをやられているところ
- コピー機(保守料金)の節約 ・電話代の削減
このあたりは、自助努力ではなく、削減コンサル的な方がいますので成功報酬でご案内できます。
ご興味あればご一報を。
それでは続きはまた次回!