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資金繰りの考え方~その2~

admin (2017年10月06日 05:24)

さて、前回から引き続きですが、資金繰りの考え方、ですね。
前回は資金繰りのザックリとした考え方についてのべました。

復習ですが

A 当期(当月)の損益(減価償却費を除く)がざっくり使える(余った)お金
B 返済予定表にある返済元本やローン額は、損益に反映していない出費 となります。

A-Bがマイナスであればお金が足りませんので、蓄えていたところから支払にあてなければなりません。
蓄えていたものがなければ・・・、支払ができないということになります。

そしてそれを踏まえて今回は
“今の損益(利益)と返済金額でお金がたりるかどうか” 
これについて考えてみます。

 

当然ながらですがAとBを比較してAの方が大きくなければ支払はできません。
つまりお金を借りるということは、利益を出す前提でなければ絶対に返せません。

節税はいいのですが、税金を減らしたいと思ったらみなさんどういう行動を取りますか?
多くの方は
経費などでお金を使って黒字を減らす
方向にもっていきます。
するとどうなるでしょうか?

そう、利益がでていない≒お金がないので返済にお金が回せません。

結果、

お金がなくなってまた借りる

(借りられれば、ですが)という循環から抜けられなくなります。

利益を出すことは非常に重要なことです。

利益を出して、そこから税金を払って
税後のお金で返済に回す(もしくはプールしておく)

この循環を理解せずにやっていらっしゃる方が非常に多いです。
(そのあたりを経営者に理解してもらうようにするのが僕の仕事ですが)

そう考えると、
仮に今、金融機関から借入している方は、
おのずと出さなければいけない利益の額というものが逆算できます。

月額10万円(+利息)の返済がある方であれば、
税引後の利益(減価償却費がない前提で)を
10万円×12か月=120万/年
出す必要があります。

法人税の税率は800万まではざっくり23%程度ですので、

逆算すると、156万の税引前利益をださなければなりません。
月額にして約13万です。

 

これを稼ぐか、
あるいはどうにもならなければ出ていくものを減らす、
つまりは
融資の借り換えなどで月額の返済額を低くするしかありません。

これができないと、会社は後々立ち行かなくなります。

それでは続きはまた次回!

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