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トライデント会計事務所に関する情報発信

企業の成長には壁がある

admin (2016年09月22日 02:16)

こんにちは。税理士の中川です。 本日も沼津の事務所から御茶ノ水の事務所へ戻る途中にこの文章を書いています。

本日は税務のお話ではないことを少し。

我々のお客様にも様々な規模やスピード感の会社があります。 立ち上がってすぐに売上が上がっていく企業もあれば、ゆっくりと着実に伸びていく企業もあります。
しかしながら、どんな過程を経るにせよ、放っておいても順調に大きな企業に育っていく企業はまれです。
実際に多くの企業を現場で見ていると、実はある一定の規模まで成長したところで、成長の壁が存在することに気づかされます。
従業員規模で20名~30名、売上規模にして数億程度のところです。
もし皆さんが起業されてまだそこまで達していないとすれば、知っておいて損はないと思います。

なぜ、この規模感で停滞することが多いのか。

経営コンサルティングのような理論を勉強したわけではありませんが、経験知としてわかっているのは、 起業した経営者が先頭にたって引っ張っていって作れる売上規模なり従業員規模がこのあたりだということです。
現場を見てみると、この規模くらいまでは、経営者の能力+その直接的な影響力でスタッフもついてきます。 言い換えれば、プレーヤーとしての社長が目の前で作り上げていく実績に、スタッフも見よう見まねでついていくのです。
でも、そこで止まるのです。
なぜでしょう。
それはスタッフの階層化と意思疎通の欠如、と私は考えています。
この規模になると、名称はともかくとして経営者とスタッフの間に管理職的な人間が入ることが多いです。 この管理者が入ることにより、それまでは1枚岩だった会社の方向性に変化が生じるのです。
経営者とスタッフの間に1枚クッションが入ることにより、 経営者のの思惑や方向性と、現場で働くスタッフの思惑や方向性にずれが生じるのです。
経営者と違う方向を向いているスタッフが混じり、それに経営者も気づかない、対処しないままになるのです。
そうすると従業員の定着も怪しくなり、従業員を雇っては辞められ、雇っては辞められという悪循環に陥る企業が非常に多い。

 

この壁をすんなり超えられる企業はなかなかないと感じます。

この壁を乗り越える方法はいくつかあると思いますが、基本は経営者が向いている方向を常に発信し、従業員に常に共通認識を持ってもらうことなのだと思います。 これがいわゆる経営理念であったり、クレドという形で表現されるものです。 この軸がぶれると管理者もスタッフも方向性を見失いがちです。
こういった点が重要なことはみなさんなんとなくわかっているけれども、 過去にそこでつまづいたこともないと、日々の業務に追われておざなりになります。
税理士は税務の顧問契約をいただいて経理・税金面を中心にサポートするの事はもちろんです。 しかしながら、会社を支える立場として単なる税金計算屋ではなく、こういった観点でのアドバイスもできるように心がけています。
経営者の皆さんに少しでも多くの経験知をお伝えし、経営に役立てられればいいな、と思います。

 

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